以下の文章は一般的に言われている入れ歯の知識や情報をまとめました。
パリムデンタルクリニックでは全く異なった考え方で治療を行なっていますが、他の歯科医院とパリムデンタルの違いを知る上でも、知っておくとより理解しやすくなるかもしれません。
パリムデンタルクリニックでは全く異なった考え方で治療を行なっていますが、他の歯科医院とパリムデンタルの違いを知る上でも、知っておくとより理解しやすくなるかもしれません。
皆さんの入れ歯は、汚れが付着して黒ずんではいませんか?
この黒ずみは、放っておくと入れ歯にとっても、口腔内環境にとっても、悪影響を及ぼします。では、何故、入れ歯が黒ずんでしまうのか、その理由と対処法をここではお伝えします。是非、入れ歯ケアの参考にして下さいね。
目次
1.使用中の入れ歯がこんな状態になっていませんか?
2.入れ歯の汚れや臭いの原因とは?
3.入れ歯汚れの対処法とは?
まとめ
1.使用中の入れ歯がこんな状態になっていませんか?
入れ歯を使用中の方で、入れ歯表面は綺麗なのに裏面の汚れに驚いた方がある方もいるのではないでしょうか?
もし、入れ歯のお手入れを怠っている方は、裏面部分に黒い汚れがこびり付いていないか確認してみましょう。入れ歯に付着している黒い汚れの正体と言うのは、実は黒カビです。入れ歯も長期使用していると、毎日入れ歯洗浄を行っていたとしても、実は、必ずと言って良い程汚れが付着してきます。
それに、汚れが固まって歯石が入れ歯にこびり付いている場合もあります。口の中と言うのは暖かく湿った環境で、細菌が繁殖しやすい場所です。入れ歯汚れには、自分の目では確認出来ない細菌が数多く存在しており、入れ歯の口臭の原因にもなっています。
また、入れ歯汚れによる代表的な病気に誤嚥性肺炎と言う病気がありますが、細菌を含んだ唾液や食べ物が気管に誤って入ることで発症する病気です。健常者の方であれば、細菌が肺の中に誤って入る咳をして吐き出すことができるのですが、高齢になると吐き出す力が弱く反射機能が低下しているので誤嚥性肺炎になる恐れが高まります。
このように、入れ歯汚れを放置した状態は、健康にとっても良く無いことであり、入れ歯に汚れが無いように管理することが大事になってきます。
カビが繁殖する原因として、入れ歯自体に問題がある可能性も考えられます。
入れ歯作製の最終工程で傷や段差・隙間などが多くできてしまうと、入れ歯は黒くなりやすくなります。
パリムデンタルで作製した入れ歯はそれほど酷くは汚れません。入れ歯の黒ずみで多いのは茶渋等の着色程度です。
2.入れ歯の汚れや臭いの原因とは?
デンチャープラークや細菌の繁殖
保険適応の入れ歯は、歯ぐき部分に使用されている素材はプラスチックです。
プラスチック素材の表面には、私達の目には見えない気泡が沢山存在しており、この気泡に入れ歯の汚れや細菌が繁殖し、入れ歯特有の嫌な臭いを発生させています。また、保険適応外の入れ歯は、歯ぐき部分の素材に気泡が少なく汚れや臭いが付きにくいタイプもありますが、質の良い素材であっても入れ歯洗浄を怠ってしまうと、どうしてもプラークが入れ歯に付着してしまいます。
入れ歯に付着しているプラークのことをデンチャープラークと言い、これが入れ歯のクサい口臭の原因となっています。又、口腔内にはカビの一種であるカンジダ菌が存在しており、入れ歯のデンチャープラークにカンジダ菌が繁殖することによって、口内炎が出来たり誤嚥性肺炎になったりする原因にも繋がります。
入れ歯の表面に目に見えない気泡つまりヘコみですか・・・。
全く無いとはいいませんが、パリムの入れ歯には、そんなに気泡がありません。
タバコのヤニや着色
喫煙者の方は、タバコを吸わない禁煙者の方と比べて、入れ歯に汚れや臭いが付着しやすいことが挙げられます。
また、ワインやカレーなどのように着色が強い飲み物や食べ物は、入れ歯にその色がどうしても残ってしまいます。この汚れが付着したまま入れ歯を放置していると、通常の入れ歯洗浄では汚れや着色を落とすことが難しくなります。
外食をする際には、入れ歯を食後直ぐに洗浄することは出来ませんが、例えば、携帯用マウスウォッシュで口をゆすいだり、お水で口をゆすいだりするだけで、入れ歯汚れの付き方は変わります。
携帯用マウスウォッシュも、悪くは無いですが、アルコール含有のマウスウォッシュは避けましょう。
3.入れ歯汚れの対処法とは?
食事後の入れ歯ケアについて
入れ歯と言うのは、1日中口の中で装着している状態です。
なので、入れ歯表面の汚れを取り除くには、毎回の食事後は必ず口の中から入れ歯を外し、歯ブラシで表裏を磨くことが大切です。
食事後は、入れ歯の周りに食べ物の残りカスが沢山付着しており、特に、レジンタイプの入れ歯は、入れ歯表面に汚れが付着しやすいことが挙げられます。なので、入れ歯表面の汚れが硬く固まってしまわない内に、歯ブラシで取り除くことが大事です。
この際に使用する歯ブラシは、自分の歯を磨く歯ブラシで構いません。しかし、歯磨き粉の使用はNGなので使用は控えて下さい。歯磨き粉には研磨剤成分が配合されており、入れ歯が研磨剤によって削れてしまうことがあります。
入れ歯を効率良く磨く為の、入れ歯専用歯ブラシもあるので、自分の歯ブラシ以外であればこちらがお勧めです。入れ歯専用ブラシは、普通の歯ブラシよりもブラシが大きく、また、入れ歯の形に合った独特の形をしおり、入れ歯のケアがしやすいブラシになっています。
そうそう、入れ歯は外して綺麗にブラッシングをしてください。
就寝前・就寝中の対処法について
就寝する前には、1日1回は入れ歯を入れ歯洗浄剤で科学的洗浄するのがお勧めです。洗浄剤にも色々な製品があり成分も異なりますが、入れ歯洗浄剤の使用は、専用ブラシだけで除去することが出来ない汚れを取り除くことがききます。
細かな使用方法に関しては、それぞれの商品で変わってくるので、使用方法をよく見て洗浄するようにしましょう。また、就寝中で歯を口から外している時は、必ず水の中に入れ歯を入れておくことが大切です。
入れ歯は、空気中に放置しておくと乾燥して不潔になり、水分蒸発してしまう為入れ歯が変形します。ですが、例えば、残っている天然歯が少ない場合、就寝中の歯ぎしりなどで天然歯にダメージを与えることを防止する為に、入れ歯を付けた状態での就寝をお勧めする場合もあります。
歯科医院での入れ歯ケアも大切なポイント
天然歯と同様に、入れ歯も家庭ケアは欠かせない大事なお手入れです。
しかし、家庭ケアだけでは除去し切れない入れ歯の汚れも実際は多くあります。例えば、とても細かい凹凸部分であったり、入れ歯のクラスプ部分であったり、汚れを取り除くことが出来ない部分がありますよね。
口の中をクリーニングする際、歯科医院では入れ歯の噛み合わせを確認したり、超音波洗浄が出来たり、機械的研磨を行うことができたり、入れ歯を綺麗で美しい状態にすることが出来ます。
なので、家庭ケアと併用して歯科医院での入れ歯のケアも行うことで、衛生的で安全に入れ歯を使用していくことができます。
まとめ
ここでは、入れ歯が黒ずむ理由と対処法についてお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
入れ歯と言うのは、製作までに沢山の段階を踏んで完成していきます。そして、入れ歯の完成後には、調整を何回か繰り返していくことで、ようやく自分に合った入れ歯になっていきますよね。
手間暇かけて製作した入れ歯だからこそ、入れ歯を美しく綺麗に保ちたいものです。入れ歯の黒ずみと対処法で悩んでいた方は、是非、ケアのポイントを押さえて、大事に入れ歯を使っていきましょう。