お口の整理整頓

院長ブログ

先日参加した歯科学会のなかで、
「超高齢化に伴い、いろいろ歯科治療を行ったお口の中の整理整頓。歯科医師としては最後の奉仕を患者様にしなくてはならない」
と、声高らかに未来を見据えて発表されている大学の先生がおられました。

大変勇気のいる発表で、患者様の人生を考えておられる立派な先生だと感じました。

歯科医師として、最後の奉仕とは、その患者様が例え介護を受ける立場になっても、介護士の方など他人でも、お口の日々の清掃ができるように、インプラントや複雑な構造物を無くして、取り外しができる入れ歯にするということです。

最後のですから、お口のトラブルの原因となる歯やインプラントは全て無くして、総入れ歯にしなさい。という意味が多分に含まれている様に私は感じます。

そして、お口の整理整頓、歯科医師として最後の奉仕をする時期は、物忘れが多くなってきたと感じる頃から介護認定を受ける前までだそうです。
私はここにも合点がいきます。
それは、総入れ歯治療には、患者様の理解と協力が必要だからです。

10年前にとある患者様から、「これから介護されるようになるだろうから、残っている歯は全て抜歯して、出来るだけ壊れない総入れ歯を作って欲しい」と依頼され、総入れ歯治療を行いました。
この患者様が、どれだけ自分の人生、そして家族や自分を支えてくれるであろう方々の事を考えておられたのか、改めて感心しています。

総入れ歯にする時期は、全ての歯を失ったら。では無いのです。
自分でその時期は決められる。というより、自分の責任で決めないといけないのです。

ただ、残っている歯の本数、インプラントがあるなどの理由で、かかりつけの歯医者さんでは総入れ歯になることを希望しても、なかなか積極に抜歯、総入れ歯治療を行ってくれないでしょう。

そんな時は、パリムデンタルにお問い合わせ下さい。
「自分の歯のよう」「何でも美味しく」「入れ歯を入れている気がしない」そんな総入れ歯で自分らしい人生を。

©︎Parim dental clinic.

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