機能する総入れ歯 3つの条件
条件①
歯肉にフィット
裏面を削る必要がない
パリムデンタルでは⻭肉にピッタリ精密に合う総入れ⻭を作製するので、完成してお口に装着する際に総入れ⻭の裏面(⻭肉に当たる部分)を削って調整する必要がほぼありません。
【精密な型取り】
- ハイドロコロイド印象材を使用。
- 混ぜ合わせる水は成分に変化がないよう同一種のミネラルウォーターを使い、気温に合わせ水温を管理。
- 機械による練和で気泡がなく均一、スピーディー。
- 型取りトレーや口腔内からの外し方などに独自の工夫策を実施。
【精密な模型作り】
- 診療室での型取り完了から 1 分以内には技工士の手元へ。
- 寸法変化のない精密な模型を完成。
総入れ⻭を作ったことがある方はご存知かと思いますが、一般的には完成した総入れ⻭の 装着時は痛かったりえづいたりして、裏面調整を行わないとなかなかお口にフィットしないことが多いと思います。
パリムデンタルでは型取りの段階から、起こりうる変形を様々な過程で抑えているので、 ⻭肉にピッタリの総入れ⻭が完成します。
条件②
咬み合わせよく
本来の「咬み合わせ」とは
上下の⻭の当たり具合のことだけではなく、左右の顎関節が正しい位置関係で、上下の⻭がキチンと当たることです。
(図1)と(図2)を見比べてみましょう。
(図1)【顎関節が正しい状態】
下顎の骨の上端が頭の骨の関節のくぼみにピッタリと収まっています。
(図2)【骨の位置がズレている】
咬み合わせた時に顎関節の骨と骨が正しい位置にありません。
入れ⻭やインプラント治療がうまくいかない方や多くの⻭を失っている方に多いです。
「左右の顎の関節のズレを先に治すこと」は⻭科治療の基本中の基本であり、治療を設計するにあたっては診断の一部です。
本来の咬み合わせ治療をキチンと行えば、総入れ⻭治療によくある“痛い”“外れる”“噛めない”といった不快症状に苦しむことはありません。
パリムデンタルでは、院⻑ 大前太美雄の〈特許・治療用義⻭〉という総入れ⻭をまず作製します。
この特許・治療用義⻭で食事をする時の咀嚼筋(中でも特に咬筋)の筋肉の作用により骨と骨の位置関係が治っていきます。
このように本来の⻭科治療の順番を守り、総入れ⻭を用いた咬み合わせ治療を行うことが、パリムデンタルの治療の結果につながっています。
条件③
フルバランス
特許・治療用義⻭で条件①と条件②を満たしたのちに、3 つ目の条件〈フルバランス〉の要素を加えたパリムデンチャー(デジタル快適超精密義⻭)を作製します。
−フルバランスドオクルージョン−
“現実では起こり得ない”と言われるほど難しい咬合です。
−フルバランスドオクルージョンを実現−
上下の⻭を咬み合わせると奥⻭が当たります。
そのまま下顎を⻭軋りするように前後左右に動かすと、“⻭がある方”は奥⻭に隙間ができて前⻭しか当たりません。
もし“総入れ⻭の方”がこのように前⻭だけが当たると、総入れ⻭は動いて外れてしまいます。
総入れ⻭の場合は、上下左右の奥⻭が当たったままで、総入れ⻭がゴリゴリと引っかかることなく、⻭肉にフィットしたままで奥⻭がスーッと滑るように当たり、そして上下の前⻭の先はスレスレに当たるという「フルバランスドオクルージョン」が必要です。
この現実には起こり得ないほど難しい「フルバランスドオクルージョン」という状態をパリムデンタルでは日常的に総入れ⻭に与えています。