HOME | よくある質問 | リベースとは

リベースについて
<パリムデンチャー(快適超精密義歯)>

 

多くの歯を抜いて、すぐに総入れ歯を作っても歯肉が治ると合わなくなるのでは・・・?

 

安心してください。合わなくなった状態からピッタリ合わせるための処置があるのです。
これを リベースあるいは リラインといいます。

パリムデンタルでは、診査診断の結果をもとに治療計画を立てます。
治療が始まる前にお口の中に残っている歯を口腔外科にて全て抜歯していただき、抜歯完了の翌日にパリムデンタルにて歯肉の型どりを行います。さらにその翌日に上下総入れ歯 (特許・治療用義歯) を完成させるという事を日常的に行なっています。
 

通常、抜歯から完成までを連続3日で行いますので、実質的に歯が無い状態になるのはトータル2日程度です。
 

これに対し、一般的な多くの歯科医院で、たとえ保険外の入れ歯をお願いしても、抜歯から総入れ歯の完成まで何ヶ月もの間、歯が無い状態になると思います。
 
院長イラスト
また、短期間で総入れ歯を完成させるだけではなく、パリムデンタルが抜歯完了の翌日に歯肉の型どりを行い、その翌日に完成させる総入れ歯は 無調整でジャストフィットします。

しかし、当然抜歯を終えた後の歯肉の傷は2日程度では治りません。
この歯肉部分の傷が治るにつれて、総入れ歯と歯肉には隙が開き、フィットが悪くなってしまうのです。

フィットが悪くなる仕組みを解説

以後、【図1】の青色ライン部分の断面をイラスト化したもので説明していきます。断面はお顔の正面から見た様子です。

 

【図1】
入れ歯治療前の状態です。まだ抜歯すべき歯が残っています。 
 
断面右

【図2】
抜歯完了の2日後にはパリムデンタルにて総入れ歯(特許・治療用義歯)が完成します。完成時には歯肉にジャストフィットした状態です。
 

入れ歯の隙間

【図3】
抜歯の本数にもよりますが、抜歯から2週間もすれば、主に歯肉が治癒することで、入れ歯の裏面と歯肉の間に大きく隙間が空きます。
 

このような隙間が空かないようにするには、歯を抜いた部分の歯肉、そして骨の治りを待ってから、歯肉の型どりを行い、総入れ歯を作り始めれば良いのですが、歯肉が治るのに2〜4週間そして骨の形が安定するまで約半年かかります。歯が全くないまま半年待つことができれば良いのですが、実際は難しいでしょう。

ちなみに、抜歯直後に型どりを行うことは保険診療のルール上行えず、約2週間は歯肉の治癒を待たないといけないのは、至極当然の事なのです。

院長イラスト
しかし、多くの患者様は歯が全く無い状態は、出来るだけ短期間にしてほしい。そしてガタガタでは困るから歯肉と入れ歯のフィットは良くしたい。
 
これを実現するため、パリムデンタルでは、総入れ歯(特許・治療用義歯)が完成後、定期的に複数回にわたり リベースという処置を行います。
 
それではイラストを参考にしながら「 リベース」とは実際にどのような処置なのかを順番にお話していきます。
 

 

リベースを解説

まずは口腔外科での 抜歯。そしてパリムデンタルで上下総入れ歯(特許・治療用義歯)製作まで 連続3日で行います。

*こういった場合、一般的には歯科医院に頻繁に通い、入れ歯の歯の部分や入れ歯の裏面を削って調整を行うことになります。

 

 
総入れ歯(特許・治療用義歯)をお渡した約2週間後に、初めてのリーベス処置を行います。

 
総入れ歯

歯肉が治り、ガタガタになった上顎の総入れ歯(特許・治療用義歯)

 
上の総入れ歯

総入れ歯の裏面(歯肉に当たる面)に柔らかい樹脂を盛り付け、お口の中で歯肉にピッタリさせた状態で樹脂を固めます。
 
上の総入れ歯

そうすると、樹脂があふれて固まるので、このような状態になります。
リベース仕上げ1
あふれて固まった部分(バリ)を取って、形を整え、お口の中は敏感ですのでピカピカに研磨します。
リベース仕上げ2
お口の中で樹脂を固めてからこの状態まで、上下総入れ歯の場合 1〜2時間の技工作業の時間が必要となり、非常に時間がかかります。
リベース仕上げ3
写真ではどう変わったのかわかりにくいですが、つまり歯を抜いた部分の歯肉が治って、入れ歯との間に隙間が空きます。
 
隙間
歯肉が治って出来た隙間を、レジンという隙間を埋める樹脂で埋めて歯肉にフィットさせるのです。
レジン
このように隙間の部分に樹脂で隙間を埋めます。イラストの薄いピンクの部分が埋めた樹脂です。
 
このリベースという処置をパリムデンタルクリニックでは所要時間4時間で行い完成させてお返しします
4時間かけてでも完成させて、患者様にお返しするのは、歯が無いままの状態で帰って頂くわけにはいかないからです

歯が全く無いままになってしまいます
 
しかし、一般的にはもっと短時間で処置を中断するか(例えば15分とか)、入れ歯を1週間とか預けての作業になるはずです
 
短時間で中断した場合は、仕上がりがとてもお口に入れられる状態では無いかも知れません(石の表面のようにデコボコしてなど)
歯科医院に預けてという場合のほとんどは、外部の歯科技工所がリベースをした入れ歯を取りに来て、技工所に持ち帰り、研磨の作業などを行い、そして歯科医院に納品という流れになると思います
そうすると、患者はその間は歯が全くない状態になってしまいます
 
実はこのリベースという処置、入れ歯の裏面を樹脂で新しくしますので、大変難しい処置です
 
パリムデンタルクリニックでのリベースという処置は全く心配いりません。安心して受けて頂いて良いのですが、
「今使っている総入れ歯が合わないから、近所の歯科医院に行って、『リベースしてください』と言えばいいんだな」
いやいや、実はリベースは難しいので、安易に処置してもらうと、今以上に総入れ歯が合わなくなったり、全く使えなくなったりすることもあるので、一般的にどのような失敗があるか少しだけ知った上でお考えください
①リベースを行う事で、入れ歯の厚みが異常に厚くなる。
特に金属床という保険外で作った総入れ歯をリベースした場合は深刻です
金属床リベース

厚みが出たことで、お口の中が狭く感じたり、入れ歯の縁を舌で触ると大きな段差が気持ち悪かったり、発音に非常に違和感が出たり、無用に入れ歯が大きくなる事で逆に外れやすくなります
そして、ズシッと重くなってしまいます
一般的な歯科医院ではこの厚みが出来てしまった場合の対処はあまりされません

パリムデンタルクリニックでは、特許・治療用義歯による咬み合わせの治療をおこなう約6ヶ月の間に、リベースを2〜4回行いますので、厚みをキチンとコントロールしないと、例えば、入れ歯の厚みがおせんべいの厚みほどになっては治療になりません
厚みに関しては入れ歯の表面の方から削って薄くすることを行っています
下のイラストの斜線部分を削ってあげればいい訳です

斜線の部分を削れば薄くなりますよね
リベース1
リベース2

ところが、一般的な歯科医院で保険外診療で作られることの多い、金属床(きんぞくしょう)の総入れ歯の場合は、表面に金属があるので、上のイラストのように削って厚みを調整して入れ歯を薄くすることはできません

多くの方がこのように金属床をリベースされた状態で、困りに困ってパリムデンタルクリニックに相談に来られます
リベース3

余談ですが、金属床は薄くて快適、熱が伝わって快適という謳い文句で歯科医院で勧められることが多いのですが、金属部分が直接歯肉に接することで熱が伝わり・・・なのですが、リベースをして樹脂を引っ付けてしまうと何の為の金属床だったのか意味がなくなります
そして厚みは増して、厚みを薄く出来ないのです
もし、軽いチタンのような金属で作っていたとしても、ずっしり重くなります。
金属床の総入れ歯を作ってもらった意味は全くなくなり、不快で毎日が憂鬱になってしまいますよね
 
②見栄えが変わってしまう

リベースは入れ歯の裏面に樹脂を流してお口の中で固めて、入れ歯と歯肉の隙間をなくす処置ですが、この樹脂が固まる際、入れ歯の位置がずれていると大きく見栄えが変わったりします
正中
正中ズレ
下がリベースを行ったときに、入れ歯の位置を間違えて樹脂が固まってしまった場合です
ここまで見栄えが変わってしまうと、さすがに入れ歯を作り替えないと修正は非常に困難です
たった1回のリベースで、全く使えない入れ歯になってしまいます
 
 
③リベース処置の前よりも入れ歯が外れやすくなる

多くの歯科医師は、このリベースという処置を行えば入れ歯が歯肉にフィットして良くなると思っています。
しかし、残念ながらリベースという処置を行っても、外れやすくなったり、痛みが出たりと、一般的には処置前より問題が悪化する事があります
(パリムデンタルクリニックでの話しではありません)
簡単に言えば、入れ歯と歯肉とのフィット以外の原因、問題があるのにリベースをしてしまうことは、必要の無い処置をおこなってしまう事になります
必要の無い処置を行ってしまうと、入れ歯の性能は当然落ちてしまいます

この他の原因ということの多くは咬み合わせの問題です

次に、咬合様式といいますが、フルバランスになっていないなどです
フルバランスにつきましては別で説明しましょう
 
リベース処置は難しいですが、適切に行えば入れ歯の安定や吸着を大きく改善出来ます

パリムデンタルクリニックでは毎日とまでは言いませんが、日常的にリベース処置を行い、非常に良い成績を上げていますので、抜歯をし連続2日で総入れ歯を作る場合なども、その後、きちんとリベースすることが出来ますので安心してください